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言葉を置くということ

  • kokoroiro4u
  • 2023年9月6日
  • 読了時間: 1分

先日、オープンダイアログをもとにして行われる、対話の会に参加しました。

「オープンダイアログ」とは、直訳した通り「開かれた対話」となりますが、フィンランド発祥の精神科医療の現場で用いられる、対話によるケアの手法です。

この対話の会で印象的だったのは、対話をするときに相手との間にテーブルを想像して、そのテーブルの上に一度言葉を置くということ。そしてその言葉を受け取る私たちも、その一度置かれた言葉をそのテーブルの上から拾い上げるということです。

置く方は、どんな言葉を置くかよく考えて、そして拾い上げる方は、置かれた言葉全てを拾わなくても大丈夫というのがなんとなく安心な気持ち。

よく「対話・会話はキャッチボール」という言い方をされたりしますが、キャッチボールというのは瞬発力が必要とされるもの、ずっとキャッチボールだとしんどいから、ときどきはこんなワンテンポ置いた対話のやりとりもいいなと思いました。(Manri)





 
 
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